このような悩みがある方へ、様々なメーカーのレインウエアを着てきた私が(登山道の補修、測量が仕事)、おススメの5着を徹底比較してみました。
レインウエアは一番外に着るウエアであり、最も慎重に選ぶべきパートです。
蒸れるレインウェアはストレスの元なので、蒸れにくいレインウェアを紹介していきますね!
登山には耐水性と透湿性が高いレインウェアを選ぼう!
商品を説明する前に、レインウエアの「耐水圧」と「透湿性」について覚えましょう。
『耐水圧』とはレインウエアの生地が、どれほどの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表す数値
- 20,000㎜:嵐
- 10,000㎜:大雨
- 2,000㎜:中雨
- 300㎜:小雨(傘で250㎜)
- 250㎜:傘
- 濡れた場所へ膝まずいている時の圧力:約11,000㎜
『透湿性』とは、蒸気状態の汗を内側の生地から、外へ出す度合いを表す数値
- 蒸れにくさ:最低でも5,000g以上
- ベトベトなりにくさ:最低でも10,000g以上
登山には耐水圧20,000㎜以上
透湿性10,000g以上が目安と言われています。
商品説明に『ゴアテックス(R)』という防水透湿素材の言葉がでてきます。
聞きなれない方に簡単に説明します。
- 様々なメーカーで採用されており、信頼性が高く「防水・透湿・撥水」の3つの機能が優れている素材
- 世界で初めて作られた防水透湿素材
- 防水素材の代名詞とも言われるほど知名度が高い
- アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造
- ゴアテックス(R)が使用されている物は比較的高価
- 素材自体に防寒性はあるが、保温性はない (他の素材を合わせることで回避)
【MIZUNO】(ミズノ) ベルグテックEXストームセイバーⅥ レインスーツ
商品詳細 | ||
素材 | ベルクテックEX | |
耐水圧 | 30,000㎜以上 | |
透湿性 | 16,000g/m2-24h | |
平均重量 | 上下550g(Mサイズ) | |
サイズ展開 | 8or3(カラーにより異なる) | |
カラー | 7色 | |
メーカー価格(税込) | 15,950円(上下セット) | |
オススメ度 |
ミズノ独自の「ベルクテックEX」素材を使用。
性能はゴアテックスに劣りますが、着やすく軽いです。
口コミでは、富士登山で使用し高評価を得ていました。
おすすめポイント
- サイズ展開が豊富で、自分に合ったサイズを見つけやすい。
- 安心・安全の日本製
- 高性能、しかも安価なため手が出しやすい
注意ポイント
- ズボンはスリム設計であるため、サイズ表を要確認
- 豪雨だとジッパー部分から染み込んできます。
- 本格的な登山だと物足りない。中程度向き。
【mont・bell】(モンベル) ストームクルーザー
商品詳細 | ||
素材 | ゴアテックス(R) | |
耐水圧 | 50,000㎜以上 | |
透湿性 | 35,000g/m2-24h | |
平均重量 | 上 254g | 下 195g~231g |
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL/M-W(ゆったり)/L-W(ゆったり) | |
カラー | 7色 | |
メーカー価格(税込) | 上 22,880円~26,180円 | 下 14,850円~16,940円 |
オススメ度 |
モンベルを代表するレインウエア。
モンベルでは独自で開発された防水透湿性素材「ブリーズ ドライテック」がありますが、
こちらは最強と言われる「ゴアテックス(R)」素材を使用。
しかも上下合わせて比較的、安価で買えます。
実際着てみると、その違いは明らかで他の商品に浮気することはないでしょう。
おすすめポイント
- 耐水圧・透湿性は文句なしの性能
- ゴアテックス素材使用だが財布にやさしい
- 生地は比較的厚めに作られているが軽量
注意ポイント
モンベルは種類が多いので、事前に下調べしてから購入することをおすすめします。
ブリーズドライテックの性能
- 耐水圧:25,000㎜以上
- 透湿性:15,000g/m2-24h
- 超耐久撥水性:選択20回以上
【THE NORTH FACE】(ザ・ノースフェイス) クライムライトジャケット
商品詳細 | ||
素材 | ゴアテックス(R) | |
耐水圧 | 公開されていないが、非常に優れた性能 | |
透湿性 | ||
平均重量 | 上 270g(L) | 下 240g(L) |
サイズ展開 | S/M/L/XL/XXL | S/M/L/XL/他4 |
カラー | 6色 | |
メーカー価格(税込) | 上 33,000円 | 下 19,800円 |
オススメ度 |
ノースフェイスの看板商品のレインウエアです。
こちらも最強「ゴアテックス(R)」素材使用
幅広い年齢層に人気のノースフェイス。
日常でも使われることが多く、キャンプやフェスでよく見かけます。
性能は公開されてませんが、登山用に作られている為、申し分ないでしょう。
迷ってるならこれを買うべきです!
おすすめポイント
- ザックを背負い、胸と腰をベルト止めしてもポケットが使える
- ロゴマークがプリントではなく刺繍である。
- スポーツから普段着まで幅広く使える。
注意ポイント
- チャック部分の劣化が早いが修理が可能
- カラーは豊富だが人気カラーは即売れ
【Columbia】(コロンビア) マウンテンズアーコーリングⅡジャケット
商品詳細 | |||
素材 | オムニテック | ||
耐水圧 | 公開されていない為不明 | ||
透湿性 | |||
平均重量 | 350g(M) | ||
サイズ展開 | S/M/L/XL/XXL | ||
カラー | 3色 | ||
メーカー価格(税込) | 上 30,250円 | ||
オススメ度 |
コロンビアはかつては「ゴアテックス(R)」を採用していました。
しかし価格を抑えて提供しようと独自に開発したのが「オムニテック」です。
スタイリッシュでかっこいいですが、この値段なら他のを検討しちゃいますね。
おすすめポイント
- 細部まで細かな工夫がしてある。(止水ファスナーの内側に雨止めをつけるなど)
- リピーターが多く信頼度が高い
- キッズ用のレインウエアもある
注意ポイント
- ズボンの丈が長いためサイズ選びに注意
- 濡れると重みを感じる
【WORKMAN】(ワークマン) フィールドコア 透湿レインスーツSTRETCH
ワークマンプラスが展開され、品揃えも豊富になりました。
こちらはワークマンで売れ筋1位の商品です。
商品詳細 | ||
素材 | 自社素材 | |
耐水圧 | 10,000㎜以上 | |
透湿性 | 5,000g/m2-24h | |
平均重量 | 不明 | |
サイズ展開 | S/M/L/LL/3L | |
カラー | 4色 | |
メーカー価格(税込) | 4,980円(上下セット) | |
オススメ度 |
おすすめポイント
- 低価格でオシャレ
- ストレッチ性があり動きやすい
- 前より後ろの着丈が長いのが特徴
注意ポイント
- 耐水圧・透湿性からみて、登山用には不向き
- 内側から蒸気が逃げにくいため蒸れる
- ストレッチ性はジャケットのみ
透湿性が5000㎜と低いのが難点ですね…
実際着てみると重みも感じました。
【ワークマンで買うならこの商品】
【WORKMAN】イージスR-600 レインスーツSTRETCH Perfect
商品詳細 | ||
素材 | 自社素材 | |
耐水圧 | 10,000㎜以上 | |
透湿性 | 8,000g/m2-24h | |
平均重量 | 590g(L) | |
サイズ展開 | M/L/LL/3L/5L | |
カラー | 4色 | |
メーカー価格(税込) | 4,980円(上下セット) | |
オススメ度 |
同じ価格ですがストレッチ性が向上し、透湿性も5000㎜から8000㎜とUPしてます。
位置づけ的には動きやすさと防風性に優れるウェアが多いのがFIELD CORE(フィールドコア)シリーズ
防水性に優れるウェアが多いのがAEGIS(イージス)シリーズ
イージスの方がいいですよね(;'∀')
ワークマンの商品はこんな方におすすめ
- 通勤・通学でしか使わない
- 自転車に乗ることが多い
- 主に軽作業中心
好みでレインウエアを決める
- レインウエアは防寒性はあるが、保温性はない
- デザイン・機能・価格トータルバランスで優れているのは【モンベル】
- 【ミズノ】ベルクテックは値段も手ごろでユーザーが多い
- ワークマンは登山向きではなく、日常使い
- 高価だがノースフェイスは鉄板
レインウエアは洗濯や使用状況により機能は低下していきます。 永久ではないので撥水スプレーをするなどし、性能を発揮させましょう