
低い山なら普段着でもいいんじゃないの?
始めて山歩きに行く方は、服装は悩みますよね。
この記事では、初心者・初級者向け山登りについて解説します。
本記事の内容
- 初心者が選ぶ山の選び方
- 歩きやすい服装の基礎知識
初心者はしっかり整備された登山道から!
友達と話が盛り上がり「山登りに行こう」ってなったけど、どんな山がいんだろう。
「健康のために山登りしたい」
「山頂からの景色が見たい」
など山に行く目的は十人十色ですが、
初心者は日帰りの低山から行きましょう。
どこに行くのかしっかりリサーチですね。
初心者が山を選ぶ為のチェックリスト
- 転んでも転落や滑落する可能性が低い
- コースが整備されているか
- 登山道・山小屋(休憩所)が随所にある
- 登山距離・標高の確認(歩行時間)
- ロープウェイの有無(下山はロープウェイで帰れるか)
- 初心者コースがあるのか
- 登った人の口コミをみる
まったくの初心者ならコースの整備と登山距離は要確認です。
口コミに関しては、行った時期や天候により様々なので、コース状況や歩きやすさを重視して見てみましょう。
【初心者コースがありオススメの山】
- 高尾山(関東)
- 六甲山(近畿)
- 皿倉山(九州)
- 泉ヶ岳(東北)
全国各地に登山コースがあるので、自分の目的に合った山を探してみてください。
山グッズは安全性を重視し高機能な素材を使用している為、高価な物が多いです。
普段使っているものが代用できれば活用しましょう!
トレッキングシューズを履こう!
【トレッキングシューズとは】
軽量で防水性が高く、通気性が良いのが特徴。
ローカット・ミドルカット・ハイカットと種類があります。
- ローカット
スニーカーより作りがしっかりしており、整備されたルートのみ用いる。
スニーカーより底が厚くゴツくした感じ。
- ミドルカット
整備されたルートの他にガレ場、岩場など悪路にも対応。
くるぶしまで隠れる。
- ハイカット
登山慣れしてる方向き。足首が固定されるため初心者には不向き。
足首が覆われ固定される。
選択はローカットかミドルカットです。
低山や整備されたコース、キャンプなど普段使いも考えているなら「ローカット」
いずれ富士山クラスも考えているなら「ミドルカット」ですね。
因みになんですが、トレッキングシューズのネット購入はオススメしません。
メーカーにより、サイズや使われてる素材が異なるため、
買った後に「固すぎて歩けない」などデメリットが大きいです。
自分の目で見て、触って、店舗で歩いてみてから購入に至りましょう。
買う商品が決まっていれば、ネットでもOKです(*^^*)
靴下をおろそかにしない事
ソックスにも気を使ってください。
「熱いしゴアゴアしていや」という方もいますが、
靴下がクッションがわりになり、けがや疲れを軽減してくれます。
冬季になると2枚重ねで履く方もいますが、おすすめしません。
ソックス同士が滑り靴擦れの原因になります。
季節により使用する靴下を変えたほうが、快適に歩けるので用意しましょう。
- 綿素材のものはさける(発散性がよくない為)
- 吸収速乾性の高い素材の物を選ぶ
素材はさまざまありますが、疲れにくく靴擦れしにくいパイル地をおススメします。
ワークマン等にも置いてあり、外仕事で履いてる方も多いです。
シューズと靴下セットで購入したほうがいいでしょう。
ボトムスは動きやすさ重視
次はパンツですね。
上半身よりも汗をかかず、気温の影響を受けづらいので簡素になりやすいですが、
下半身は常に動いてる状態なので、動きやすいものがいいですね。
季節に応じてですが、これも薄手・厚手があり各メーカーでも種類が多くオススメはありません。
ジャージで山登りしてる人も見かけますが、細身の登山パンツがオシャレです。
寒いときは中にストレッチ性のあるタイツが良いでしょう。
上半身は重ね着を重視
最後は上半身、アウターになります。
大きく分けて3つのレイヤーを用意します。
- ベースレイヤー
Tシャツなど直接肌に触れるウエアです。
重要なのは素材で、必ず吸収速乾性素材のものにしてください。
夏場でも紫外線や、ハチ・やぶ蚊などがいるため、肌を出すのは危険です。
暖かい時期はロングTシャツか、半そでにアームカバーおすすめ。
注意ポイント
ヒートテックなどのアンダーウエアはおススメしません。
私も着てみたのですが、これらは汗を取り込んで発熱はしても、あまり発散してくれません。
また汗で濡れてしまった場合、乾きが遅いので注意が必要です。
発熱機能と速乾機能をあわせもったウエアが理想です。
関連記事:高評価とコスパから選ぶトレーニングウエア【オススメ6銘柄+1】
- ミッドレイヤー
中間層。幅広い気温差に対応するために重要レイヤーです。
熱かったら脱ぎ、寒くなったら着る、このパートで体温調節します。
ネルシャツ、カットソー、薄いフリース、インナーダウン等がここですね。
ミッドレイヤーは保温性を重視しますが、
スポーツ用のウエアで透湿性があれば代用可能です。
薄いウエアを重ね着(レイヤリング)するため、出来るだけ軽いものにしましょう!
- アウターレイヤー
外気に触れる一番外側に着るウエアです。
ここは突然の雨にも対応したレインウエア一択です。
山登り中に身体が濡れてしまっては、不快だけでなく場合によっては、命にかかわる事態になります。
レインウエアの高機能なものは高いですが、
最低でも雨や雪など防ぐものを必ず持参しましょう。
関連記事:【高品質レインウエア】絶対必須な雨具【徹底比較5選】
- 帽子
ハットは大きなハットが重宝しますがキャップでも構いません。
たたんでバックにしまえるものがいいですね。
風で飛ばないよう考慮しましょう。
ココがポイント
- 標高100mで-0.6℃気温が下がる
- 秒速1mの風で-1℃体感温度が下がる
山登りのおさらい
ポイント
- 初心者は日帰りの低山
- トレッキングシューズはローカットかミドルカット
- 靴下は1枚履きで季節により変える
- パンツは基本ロングパンツ。ショートパンツ着用時はタイツと併用。
- ベースレイヤーは必ず吸収速乾性素材のもの
- ミッドレイヤーは保温性と透湿性を重視
- アウターレイヤーレインウエア―1択(ゴアテックス素材なら◎)
- レインウエアは降水確率0%でも必ず持ち歩く!
以上が初心者の山登りの服装になります。
季節や山の高さ、天候や気温により使用するものがかわりますが、
その都度対応していきましょう。
またお家にあるもので代用できれば、わざわざ買う必要はありませんので、有効活用しましょう!
この記事が少しでも参考になればうれしいです。